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2009年6月18日 (木)

6月16日  春風亭一之輔独演会

6月16日  春風亭一之輔独演会   内幸町ホール  
        いちのすけえん

立川こはる     家見舞い
春風亭一之輔   あくび指南
春風亭一之輔   船徳
ロケット団      漫才
春風亭一之輔   青菜

夏の話の、いちのすけえん。
古典落語の世界が、現在ではわからない事の筆頭が夏の暑さと思います。
冷房の無い時代の、川面に浮かべた船の涼しさと風流と言われても
そして耐えるしか無かった庶民の暮らし、なんて想像は出来ても実感は無いです。
もちろん、私の若い頃は家に冷房は無いし、暑かった記憶はありますが
暑さと風流を、ノスタルジアで演じる落語を聴いても面白くないでしょう。
現在では難しい夏の話を、一之輔さんが演じるとどうなるか、期待して行きました。

暑さの、しちめんどくさい説明やノスタルジアの解説のない、
テーマを表現した迫力の一之輔落語でした。
暑さを忘れた、いまどきの私にも、落語の面白さを感じさせてくれました。

立川こはる     家見舞い
久しぶりの、こはるさん。一年半ぶりですが、うまくなりましたね。
この噺を、えぐく演ると、きたなくて聴きたくないのですが、
くどくない、こはるさんの語り口なら、聴いても良いかな・・・・
とは言っても、何度も聴きたくないです。

春風亭一之輔   あくび指南
あくび指南は、昨年9月4日に紀尾井ホールで聴いて、今回が二回目です。
先回の感想に「始めてこの話の良さと言うかテーマを感じました。
習い事は、小唄でも踊りでも、あくびでも、他人が見たら同じ様なもの。
でも本人が良いなら、他人が何か言う事は無いよ。
他人の目を気にせず、自分の思う事をやろう!とまで感じました。 」
と書いています、そして昨年聴いた落語の、ベストテン入りしています。

今回は、大きく進化していました。
習い事は、小唄でも踊りでも、あくびでも、その人の情熱で
他人が何と言おうと、動機がなんでも、情熱を持って取り組めば、楽しい事。
大事なのは、他人の目を気にする事じゃなく、内から湧き出る情熱だ。
なんとも、ばかばかしい噺に、情熱を込めた一之輔さんが良かった。

春風亭一之輔   船徳
ハチャメチャな船頭と、仕切る親方と姉さんの格好よさ
そんな世界にあこがれる、居候の徳さんの
情熱と、実力の無さが、チグハグで面白かった。
徳さんの空回りを、熱演した一之輔さんが良かった。

ロケット団      漫才
久しぶりの出演で、なかなか呼んでもらえなかった、との事。
演出は、何種類かのテーマを、脈絡もなく羅列し
洒落たセリフや、伏線も感じず、ただ騒々しいだけ。
私は、ロケット団は、もう聞きたくない。

春風亭一之輔   青菜
植木屋の洒落心に乗る、おかみさんが可愛いい。
昔は、木の葉に打ち水、鯉の洗い、冷酒、の、お屋敷と
暑苦しい庶民の長屋の対比などが描かれたんでしょうが
そんな現在には通じない事を解説なんかしないで
植木屋さんの洒落心を、迫力でせまる演出が良かった。

ところで、今日の着物は唐桟でしょうか、お似合いでした。

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