5月19日 柳家三三独演会
5月19日 柳家三三独演会 月例三三 国立演芸場
柳家三三 芋俵
柳家三三 突落し
柳家三三 不幸者
実験的な落語や、挑戦的な落語も良いけれど
軽やかな、心地よい、聴いて楽しかった。
落語って、良いものです。と思える落語会でした。
まず開口一番で、まずい噺家を聴かなくて良かった。
今日の三三師は、三席とも噺の盛り上がりにそって
アップテンポになる口調で、客席を引っ張りました。
柳家三三 芋俵
俵を店に入れるときに、中の泥棒が
「痛い」とか「さかさまになった」を、
聞こえた小僧が、番頭の言葉かと、確める演出でした。
番頭さん何か言いましたか。言わないよ。痛いって聞こえたような・・・
うそっぽくなく、わざとらしくなく、自然に聞こえます。
地のセリフや、泥棒の独り言より、観客を噺に引き込む効果を感じました。
柳家三三 突落し
2006年10月9日 談春七夜のゲストで聴いていて二度目です。
真打昇進したての時期でしたが、うまい人だな。と思った記憶があります。
今日の突落しは、物語の後半、クライマックスに向かって
観客を引っ張っていく時に、三三師が消えて、物語だけが進みました。
登場人物が語るセリフだけが残って、噺家が消えるのは初めての経験です。
サゲというか、エピローグというか、後日談が軽快でよかった。
自然体で、うまい噺家さんなんですね。
柳家三三 不幸者
これも聴くのは二回目で、初回は2007年10月20日よみうりホール。
このときは、同行の家人に、三三師って、こんなにうまかったの。と
言わしめた、不幸者でした。
今日もあらためて、三三師のうまさを楽しませていただきました。
物置部屋での旦那の独り言が、旦那も人の子、って感じが出ていて
それが芸者との再会に違和感をもたない伏線なんでしょうね。
この場は、親不孝者となっても、息子の道楽で散会した旦那と芸者に
幸せな日々が来るね。と、ハッピーエンドも良いね。
若旦那がお帰り、との邪魔は、昔見た映画「ハタリ」の小象に重なります。
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