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2009年1月 6日 (火)

1月5日 立川談笑独演会 新春“談笑”ショー

1月5日 立川談笑独演会 新春“談笑”ショー   池袋 芸術劇場小ホール

立川談奈     転宅
立川談笑     叙々苑(百川改)
三遊亭白鳥    トキそば
松元ヒロ      パントマイム
立川談笑     黄金餅

立川談笑     叙々苑(百川改)
2007年1月の談志一門会で聴いて以来の、二回目です。
談笑師は私の重要な情報源である、落語会等で配布されるパンフレットでは、
CDの宣伝は有っても、落語会のPRは少なく、聴く機会が有りませんでした。
昨年も1月の談志一門会で聴いているだけでした。

久しぶりの談笑師、記憶に残る談笑師より、アクが抜けた感じでした。
客層を掴みかねていたのでしょうか、外国人に話題を振るときに、
探るような表情とまなざしが、可愛かった。大丈夫ですよ落語会ですから。
言葉狩りをするような、ヤボは居ないと信じてますよ。

百川の四神剣の改作の、野良猫を助ける事ですが、
受けネライで、残酷に悲惨にも出来るでしょうが、
助ける事にした、談笑師に優しさを感じました。
二席目の黄金餅にも感じる優しさで、立川流に共通かとも思いました。

三遊亭白鳥    トキそば
各方面の活字媒体で、高名なトキそばですが、初めてお目にかかりました。
前半の古典落語調で語る、お世辞の客のノリの良さ。
迫力が売り物の白鳥師が、古典を外さず、まさかこのまま古典調と思っていたら
まさに白鳥版の後半へとなだれ込み、白鳥版古典はこうでなくっちゃ。
客席と一緒に大笑い、でオチはトキなんですね、見事。
前半の古典調を開口一番にして、後半を白鳥版にする構成も良いですね。

松元ヒロ      パントマイム
演目にパントマイムと書いて有りましたが、売りはトークですよね。
確かに落語会で無ければ、言えない話しが続々と。私にも書けません。
じゃんけんゲーム、あいこでしょ。大うけで大笑いしました。

ゲストの白鳥師と松元ヒロ師に、ここまでアクを強く出されて、
談笑師の二席めに期待が盛り上がります。

立川談笑     黄金餅
まくらで派遣村について、落ちてしまった人の悲惨さを語るに
個々人を見つめて、目が見えなくなっている、と談笑師。
主催者側には、久しぶりに演説が出来る。との状況がありそうと
笑わしてくれましたが、集まった人の目線で見ている談笑師ですね。

「まじめに働こうとしている人たちか」と語った政府高官がいるようですが
主催者側の演説を聞いただけで、上から目線で見るだけで
集まった個々人の目は見ていないと思ってしまいました。

派遣村を語る談笑師に、師の心意気を見た思いがしました。

黄金餅に思うこと、金兵衛は悪か、金兵衛のその後は、談笑師の解釈は。
私が思っている以上に深く、人の心を了見を演じる談笑師に感動しました。

焼き場に運ぶ時に、西念さんに語りかける金兵衛さん。
一緒に貧乏長屋から脱出したかった。
もし西念さんが立場が替わったら同じ事をするんじゃないか。
え、金兵衛さんを善人にするの、と思ったら、
息を吹き返したかの西念さんの口をふさぐ。
でも、地の語りでは、生き返ったと言わない談笑師、
金兵衛さんの恐怖から、声が聞こえた。との救いの有る演出ですね。

金兵衛さんが、餅屋を開いて繁盛した。と普通に終わってから
その金兵衛さんが、病に寝付いて隣人に見舞われるサゲ。
人の世は流転でしょうか、境遇が人を決める、とのメッセージでしょうか。
聴き終わって、黄金餅の登場人物を、善悪で断じるわけでは無く
境遇ゆえの言動で、境遇が変われば境遇に合った言動をするはず。
それは流転する、との師のメッセージを強く感じました。

貧乏長屋の住人を、暖かい目で見る談笑師を感じて
笑って笑って、そして暖かくなりました。

談笑師の噺は、小ネタで、西念を起こす時に芝浜が出てきたり
いんちきお経が、般若心経だったり、きっと聞けば聞くほど深いのでしょう。





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